火事、怖いですよね…。
火災報知器は、熱や煙を検知したときにアラーム音を発生させて異常を知らせ、私たちを火事から助けてくれる強い味方です。住宅用火災報知器の設置が義務化されてもう久しいですね。
ところで、おたくの火災報知器は鳴ったことがありますか?
実は我が家では何回か鳴ったことがあります。誤作動で。
煙感知型の報知器は、ちりやほこりが入り込むことでけっこう誤作動してしまうようなんですよね。
我が家では猫を飼っていて猫毛や猫砂の粉塵が舞ったりするからか、何も火元がなくても鳴ってしまったりしていました。
在宅ならば異常がないことを確認してすぐに止められるのですが(でもかなりびっくりする)、外出時に鳴ってしまうとけっこう大変なことになります。我が家では2回も発生させてしまいました。。
誰もいない家で火災報知器が鳴るとどうなるのか、体験談をお伝えしましょう。
この体験をもとに、不在時に万が一火災報知器が鳴ってしまったときしておくといいこともまとめました。知っておくと安心ですよ!
ちなみに1回目は完全に不在、2回目は騒ぎとなっている渦中にたまたま帰宅しました!
家主不在時に火災報知器が鳴ったときに起きること
近所の誰かが通報してくれる
火災報知器、わりと大きな音で鳴りますよね?そりゃそうです。火事の発生を伝え人が逃げ遅れたりしないように大きな音で知らせてくれるのですから。
一番に気づくはずの家主が不在のまま火災報知器が鳴りっぱなしだと、住宅密集地では隣の家の人や通行人が異変に気付き、119番通報してくれます。
「火事ですか?救急ですか?」ってやつですね。自分では通報したことないけど。。
我が家では一回目は隣の家のおばちゃんが通報と付き添いをしてくれてました。二回目は通りすがりの人だったようです。(消防の人談)
消防車・警察が家に来る
通報を受けると消防と警察が動いてくれます。
我が家では二回目の誤動作の際、たまたま外食(焼肉焼いてた)から帰ってきたときに消防車と警察の人が来てわらわらしていたところでした。
消防車2台と、パトカーはあったかなかったか…。でも遠目から事件かな?って思うくらい、かなりおおごとになります。
焼肉焼いても家焼くな!(言いたかっただけ)
(連絡先がわかれば)消防・警察から連絡が来る
消防・警察が来て大きな火元がないか外から確認しますが、火災報知器誤動作の場合は当然火元はありません。しかし誤動作の可能性が高くても、「誤動作ですねー、はい解散!」とはならないようです。
住宅の中に入って火元がないことが確認するのがお仕事のようです。(ちゃんとしてるね!)
ただし、不在だからといって一応勝手に入ろうとはせず、家主と連絡は取ろうとしてくれるようです。
一回目の時は完全に不在であり、隣のおばちゃん(とてもいい人!)が通報ののち騒ぎの渦中も対応してくれたのですが、面識はあるものの我が家の連絡先は伝えていませんでした。警察などにも何かで届け出たことがなかったため、住人ふたりとも連絡がつかず。
家に入り火元がないかの確認がなされる
住人と連絡がとれれば同意のもと、取れない場合でも緊急性が高いため、家宅侵入(!)は実行されるようです。
え?鍵閉まってるよね?どうやって?
な!ん!と!鍵を壊してでも入って火元の有無を確認してくれるようです!
我が家の場合、1回目は夏場でたまたま1箇所鍵を開けている窓がありそれを発見してそこから入ってくれていました。(タスカッター)
2回目は家主の同意のもと、警察・消防の方が一緒に家に入り、現場の確認をして行かれました。
簡単な事情聴取、巡回連絡カードの記入を依頼される
火元がないことが確認できたら、火災報知器の設置時期などを確認など簡単な質問をされたり、今後のときのために住人の情報、緊急連絡先などのカードへの記載を依頼されました。
火災報知器の誤作動に備えてしておくといいこと
隣の家と良好な関係を保つ
万が一のときはご迷惑をお掛けしたり助けていただいたりする可能性があるお隣さん。
火災報知器が鳴ってしまえばたとえ誤作動であっても心配をかけてしまいますし、今回の我が家のように不在時に大きなご迷惑をかけてしまうことにもなりかねません。
ご迷惑をかけることがないのがベストですが、自分たちで防ぎきれない問題が発生することもあります。お互い、ご迷惑をかけることもあることを前提として、お隣さんとは良好な関係を築いておいたほうがよいです。
無理に仲良くしろとか近所づきあいをしろということではありません(我が家もしていないです)。
万が一のときのために緊急連絡先ぐらいは交換しておくとお互いに安心できると思いますよ(もちろんこれも個人の考え方次第です)。
警察の巡回連絡に協力する(任意)
巡回連絡、受けたことがありますか?
私はこれまで受けたことがなく、この家に引っ越してきてからも特に警察が訪問してきたことはありませんでした。なので「巡回連絡カード」も書いたことがありませんでした。
今回、管轄の交番に緊急連絡先を届けてあるのは無駄ではないな、こういうときに使われるのか…と感じました。
もし最初から住人と連絡がついていれば、スムーズに事態は進んだものと思います。
1回目に取得された電話番号に2回目にはなぜかかってこなかったのかって?それは…電話番号を変えてしまっていたからです!
やたらと電話番号を変えるのも考えものです。。
緊急連絡先は緊急連絡がつくようにしておく
たとえ緊急連絡先が提出されていても、連絡がつかなければ意味がありません。
私は普段知らない電話番号からの電話には出ないのですが、せめて留守番電話機能だけでもついていたほうがいいよな…と思いました。格安SIMにはデフォルトでついてないんですよね…。
スマートロックを導入する
消防や警察から連絡が入ったとき、火災が発生していないか家の中を確認してもらう必要があります。ですがその際、外から鍵を開けられなければ鍵や窓を壊すしかありません。そんなとき、スマホの遠隔操作で自分で鍵を開けられれば便利です。
↓我が家で買ったセサミ。本体と遠隔操作に必要なWi-Fiモジュールを購入しても1万円以下!アプリ無料で買い切りなのでおそらく最安値で導入できるスマートロックです。使い勝手も上々ですよ。
家の鍵を閉めたか不安になる人にもとってもおすすめのスマートロック。一度付けたらもう離れられないよ!
火災報知器の掃除とメンテナンスをする
我が家では何度も火災報知器が誤動作で鳴ってしまっていたのに、その都度止めては放置してしまっていました。その時点で取り換えなり掃除なりしなければいけなかったですよね。
我が家の火災報知器は鳴りだしたころ7年ぐらい経過していましたが、火災報知器の寿命は10年程度とされているようです。個体差もあるので、誤作動が発生するになったら取り換えを検討したほうがいいのかもしれません。
↓お手頃価格の火災報知器、煙感知式。
↓けむり当番に待望のブラックが出てます!
うちは壁が黒いので施工時にけむり当番も黒く塗ってもらったんだよね…。
そして、もしかしたら塗ったことが誤作動の原因かもとも思ったり…。
黒はまだ高いので取り換えはとりあえず白にしましたが、次は黒を買いたい!
火災報知器の誤作動で思ったこと
火災報知器が誤作動してこんなにおおごとになってしまって、ご近所にも迷惑をかけてしまいました。。
でも思ったことは「火災報知器は大事なんだなぁ」ということです。
正直に言って、火災報知器が鳴ることでこんなに消防や警察が動いてくれるのだとは知りませんでした。
世の中、日々火災が起きていて、逃げ遅れた人の死亡などが報道されています。
でも、火災報知器が鳴って、本当の火事であれば住人もいち早く気付くことができるし、消防もすぐにかけつけてくれます。
自分や大切な人の命、ご近所の生活を台無しにしないためにも、火災報知器はとっても大事です。
みなさん、きちんと設置とメンテナンスをしていきましょうね!