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【決まらない・決められない】マイホームの土地探しに疲れてしまったら【焦りは禁物】

土地探しに疲れたパンダ

家を建てるための土地をずっと探しているんだけど…。なかなかいいと思える土地も出てこないし探すこと自体に疲れちゃった。普通に探していてほんとにいい土地なんて見つかるんですか?怒

土地探しにお疲れのみなさまこんにちは。東京の狭小地を購入して住んでいるemmaです。

土地探し本当にお疲れ様でございます…。家を建てるためにはまず土地が必要ですが、その土地探しって様々な条件に合う土地を探したり、実際に何度も現地を確認しに行ったり、問い合わせや申し込み段階でもいろいろとトラブルがあることもありますから、本当に疲れる作業なんですよね。家づくりより土地探しのほうがどちらかというとしんどいかもしれません。

我が家も条件(というか予算)が厳しかったため土地探しは難航し、決定までにも多くの悩みや障害がありました。時には立ち止まったり引き返したりしながら最終的に購入に至るまでには一年近い期間がかかったと思います。

今回は土地探しにお疲れの皆様へねぎらいの気持ちを込めて、土地探しが難航する理由とその対策について書いていきたいと思います。美味しいお茶とお菓子でも飲んで一息つきながら読んでみていただけると嬉しいです!

目次

土地が決まらないパターンを見極めて対応しよう

結論から言えば、「土地探しは疲れるもの」です。

誰もが理想の物件にすぐたどり着けるわけではありません。それどころかみんな理想の物件とは言えず多かれ少なかれ妥協した土地を選んで購入しています。そこにたどり着くまでも早い人で半年、遅い人では2~3年かけているでしょう。

ですから、うまくいかないのが当たり前。うまくいかないからと諦めてしまうのは早計です。

疲れてしまったのであればいったん諦めるのも手ですが、今後住宅購入への条件は良くなっていく見通しはあまり持てません。我が家が家を購入したころに比べ物件価格は上がりがちですし、社会情勢の変化などによるウッドショックのような資材高騰、また人件費高騰も止まることはないでしょう。ローンの利率も上昇傾向にありますね。

家を買うことが決定事項であれば早いほうがいいのは確かです。かといって焦りは禁物。焦って自分に合わない物件を掴んでしまうことほど後悔することはありません。

現在土地探しが難航しているのであればいったん立ち止まってその原因を考えてみましょう。もしもやり方に問題があるならそれをクリアし視点を変えることで購入したいと思える物件に巡りあえるかもしれませんよ。

土地探しに疲れてしまうよくある原因とパターン3つ

土地探しに疲れてしまうよくある原因
  • 希望に合う土地自体が出てこない、数が少ない
  • 難易度が高い土地・微妙な土地しか見つからない
  • 現地を見に行くことに疲れた
  • 土地探しの期間が長引いて疲れた
  • 買い逃した土地をひきずっている
  • どこに決めたらいいかわからない
  • 買うこと自体に迷いがある

よくあるのはこんな感じではないでしょうか。このような土地探し疲れの原因は、だいたい以下の3パターンに分類できます。

予算が少なすぎ、条件が狭すぎ

提示条件が厳しいため、希望条件に合う物件が市場の中にそもそも少ない、というパターンです。

emma

「東京都内で1,500万円以内」という予算で探していた我が家もまさしくこのパターンですね。

全体的に条件が厳しめの場合には、マッチする物件が出てこない、またはヒットするけれど難条件の土地ばかりになる、ということが多いです。

我が家の場合も検討した土地はすべてやや難あり、というものでした。具体的には

  • 長屋の古家つき
  • 傾斜地
  • 三角地で線路脇
  • 地下に何かが埋まっているかもしれない?(地下が掘れない、地盤改良できないかも)

といったような土地ばかり。当然即決はできず内容を確認したり検討時間が長くかかり、結果としてあきらめたり、他の人に買われたり、かなり神経や体力を消費しました。

理想が高すぎ、完璧を求めすぎ

どの土地を見ても気に入らない、あまりいいと思えない、ここに住めるのか不安を感じてしまう。

そんなこともあると思います。特になじみのない土地を見る場合、どうしてもよそ者感覚になってしまって、心細い不安な気持ちになってしまうんですよね。私もそうでした。なかなか決めてがなく探しているうちに気持ちも疲れてきてしまいます。これはよほど好きな土地でない場合には誰でも受けてしまう感覚と言えるでしょう。

また、もっといい土地があるんじゃないか、とずっと考えてしまう方もこのパターンでしょう。

理想が高すぎる、そしてその理想が具体的ではない場合には要注意です。具体的であればその内容に合わせて予算を上げるか、あきらめるかしかないのですが、漫然と不満を抱えてしまう場合には気をつけましょう。

または、「未公開物件」を手に入れたい、と思っているあなたもここにあてはまります。

未公開物件はSUUMOなどの物件情報サイトにまだ掲載されていない物件のこと。条件が良い土地の場合、未公開のまま買い手がついてしまうこともあります。

未公開だからいい物件、未公開だから自分に合う物件ということではないです。自分が見ている物件は売れ残りなんじゃないか…といったような思考になっている場合にも少し対策が必要だと思います。

条件がなさすぎ、買う必然性がない

子供が小学校に上がるから、とかママ友がみんな戸建てに住みだしたから、など、なんとなくで「家を買う」ということに舵を切っている場合は、本腰が入らず物件を見ても決められないんじゃないでしょうか。

その状態だったらまだまだ決められないのが当たり前。家を買うための具体的な予算や場所をまず考えることが必要ですし、家を買うための予習が必要な段階です。

土地探しに疲れた場合にとれる対策7つ

土地の条件を見直す、緩める

ネットなどで物件探しをしていてあまり条件に合う土地がヒットしない、という場合は条件が厳しすぎるので、条件を算出した根拠を見直して、条件を緩めることが必要でしょう。

土地条件の緩め方
  • 予算上限を上げる
  • 検索地域を広げる
  • 土地の広さ条件を緩める
  • その他条件を緩める(駅徒歩〇〇分、更地渡し、整形地など)

ネットで探している場合、当然ですが提示された条件に当てはまる物件だけをきっちり足切りして提示してきます。「50万ほど予算オーバーだけどこんなのもあるけどどう?」とかは言ってきませんので、少し遊びを持たせた条件設定にしておくほうが選択の幅は広がります。

楽しみをセットにする、パターンを変えてみる

毎週土地を見に行くのは疲れた…。そんな方もいらっしゃると思います。

平日仕事をしてやっとの週末に、遊びに行くわけではなくて家を建てるエリアや物件を見に行き、いろいろと頭や五感を使って検討しなければなりませんから疲れるのは当然です。長引いてくればなおさら。

かといって現地に見に行かなければ決められないのが土地です。ネットで気軽に買い物かごには入れられません。さらに、土地はその場所を見るだけではなく周辺環境を見ることがとても大切。土地勘のない場所であれば実際に何度か歩いてみることが必要になります。

こんなしんどい作業には、楽しいことをセットにしないとやっていられません。子供だましっぽいですが、物件に行く道すがらのターミナル駅で行きたかったレストランに行ってみたり、買い物をするのを目的にしちゃいましょう。

また、いつも土日を使って物件を見に行っていたなら、平日の夜、仕事帰りに見に行くようにしてみるのもありだと思います。実際に職場から帰るように土地まで向かってみることでより暮らしたときのイメージが沸きやすいですし、駅や街、電車もより現実的な感覚がつかめるでしょう。悪くないなと思ったらまた休みの日に見に行く必要はありますが、「貴重な土日をつぶしている…」という疲労感から解放されるかもしれません。

emma

仕事がハードな人は無理しちゃだめですよ!

マイナスがなければ良しとする

いくつか物件を見てきたけれど、いまいち乗り気にならない、ここでいいのかわからない、ここがいい!と思えるところがなく物件をスルーしてきているという方は、ある程度のところで決めなければ永遠に土地を購入することができないでしょう。

急いでいないのであればそれでもいいのですが、いや、買いたいんだというのであれば話は別。予算を上げたり条件を緩めないのであれば、そう掘り出し物や優良物件が出てくることはありません。

特に大きな問題がないのであれば前向きに考えてみるのもひとつの手でしょう。具体的に話が進んだあとに見えてくる問題点もありますから、少し気になる土地があるようでしたらまず購入の意志を持って進んでみてはいかがでしょうか。

emma

100点の土地はないってよくいいますよね。自分の理想の条件を100点としたら、60~70点で手を打つというのがいいところではないでしょうか。あとの30点は建築で補いましょう!

妥協できるかを考える

予算が低め、検索条件が厳しめの場合には、いわゆる「やや訳あり」のため市場相場よりも安い物件情報がヒットする可能性が高いです。訳ありではありますが、買主が問題ないと判断できればお買い得な物件でもありますので、難が気になるけどそれ以外の条件が良い物件があれば、前向きに考えてみるといいでしょう。

下記のような条件は人によっては気になりますが特に問題ないと考える人もいる条件です。あなたはどうですか?

  • 変形地や高低差がある
  • 幹線道路が近いが騒音がある
  • 土地がかなり狭い
  • 隣との距離が近すぎる
  • 日当たりがさほどよくない

条件の悪い土地でも希望している家が建てられるかどうかは、素人には判りづらいものです。できれば相談のできる専門家を見つけておいて、一緒に検討してもらえるといいですね。

emma

我が家が購入したのは幅2.5m、10坪以下の狭小地でしたが、隣との近さや庭が作れないなどは特に気にならず、住める家は建てられそうなことがわかったので購入を決めました。

ただし、どんな人でも不便と感じてしまような物件であれば、いくらお買い得でもやめておいたほうが無難です。住んだあとから後悔してしまうことが多いでしょう。

  • 最寄り駅が遠すぎる(バス必須)
  • 通勤に時間がかかりすぎる
  • 駅や家までの道のりが暗く安全面が不安
  • スーパーやドラッグストア、病院などが近くにない

今が買う時期なのかを考える

世間一般の「家の買い時」に合わせて土地を探している、という方は、ちょっと立ち止まってみてもいいかもしれません。

そもそも、持ち家か賃貸かということもどちらがいいということではなく、当人が決めることです。もし今の環境が気に入っているのであれば、まだそのまま住み続けるという選択肢もあるかもしれませんよね。

これからどのようなライフプランを立てていくか、一度無料のFP相談などを受けてみると客観的に考えることができていいのではないでしょうか。

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探し方を変えてみる

物件情報サイトなどから自分で検索をしていて行き詰った方は、地元不動産屋やハウスメーカーに依頼してみるという手もあります。それぞれが持っている未公開物件を紹介してもらえる可能性もあるでしょう。

ただし、地元不動産屋は住みたいエリアがほぼ決まっている場合、ハウスメーカーの場合はそのハウスメーカーで建ててもいいという場合にのみ使える手段なので、そのあたりを考慮しておきましょう。

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逆に不動産屋に任せているけれどなんだかうまくいかない、という人は自分でネットを使った物件探しもはじめてみるといいでしょう。

ネットで見て気になった物件を自分で見に行って、必要があれば問い合わせるスタイルです。業者とのやりとりがぐっと減るので気楽で自由ですよ。少し視野を広げてみたいという方にはおすすめです。

少し休んでみる

本当に疲れた、もうやめたい、終わらせられるならどこでもいいや…。そんな状態だったら少し休んでみても全然大丈夫です。

だってこの表を見てください。住宅数が世帯数を上回る傾向が強まっていますし、実際に空き家問題もよく耳にしますよね。

今は家余りの時代ですから、これからもどんどん物件は出てくるわけです。皆が数少ない土地を奪い合っていて、今決めなければ土地が買えなくなるなんていうことはありません。

総住宅数、総世帯数および一世帯あたり住宅数の推移
引用元:総務省統計局 総住宅数と総世帯数

焦って視野が狭くなった状態で決めた土地に家を建て、後から後悔してもリセットには大変な労力がかかってしまいます。判断力と気持ちがしっかり回復するまで土地探しを休んで、また新たにスタートしましょう。

決まるべくして決まる土地探し。機が熟すのを待つべし

emma

探すのをやめたーときー、見つかることもよくある話で…

なんていう昭和の名曲がございますが、まさに土地探しもそういう不思議なところがありますね。

肩に力が入ってしまいすぎて疲れていたり、いいと思っていた物件を買い逃して落胆してしまっていたり。でもその状態からまた立ち上がってふと見上げたときに、自分に合った物件に出会えたりするものです。

土地探しが難航する原因を見極めてその対策をしたら、決められないときは決め時じゃない、とどっしり構えて進みましょう。ああ、こんな物件があったのか、って思える出会いがきっとあるはずですよ!

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