狭小住宅に住むのは恥ずかしいって聞いたことがあるんだけど、実際にはどういうところが恥ずかしいんですか…?
まわりの人からどう恥ずかしいと思われるのか、住んでる人は恥ずかしいと感じているのか気になります!
ネット検索するとき、「狭小住宅」との組み合わせワードとして「恥ずかしい」が出てきたりしますね。
敷地面積10坪以下の誰が見ても狭小住宅に住んでいる私としては、このワードめちゃくちゃ気になります!
そんなわけで、この検索ワードの内実について調べてみることにしました。
狭小住宅は恥ずかしいと感じる理由
実際に「狭小住宅が恥ずかしい」という心情を吐露している情報はあまりなかったのですが、Yahoo!知恵袋やネット記事をあさったところ、理由は以下のようなもののようでした。
- せっかくの持ち家なのにリビングが狭すぎてみじめ
- お金がなくて小さい家に住んでいると思われそう
- 庭や外構がなくてかわいそうと思われそう
- 狭すぎて友達を家に呼べない
- 間取りや駐車場などあきらめるものが多くてみじめ
我が家も事実としてはあてはまりすぎてはいるんですが…。
基本的には他人の評価が気になったり、自分の想像とかけ離れていてショックを感じる、といったことのようです。
「狭小住宅は恥ずかしい」と感じないようにするためには
では、狭小住宅を建てた後で「恥ずかしい」「みじめ」と感じないためにはどうしたらいいのでしょう?
検索で上位に来るハウスメーカーのサイトなどを見ると、「設計・デザインで工夫しよう」「メリットに目を向けよう」などと書いてありました。
まぁ、そりゃあそうなんですが…、狭小住宅に住んでいる側からすると「何をしたって狭いものは狭い」んですよね。
狭小住宅って、そもそも他のメリットを取るために広さを捨てているわけですから、メリットを感じているなら狭さが気にならないわけはないんです。できる工夫はしてもですよ。
私だって日々狭さやデメリットを実感して生活しています。ただ、恥ずかしいとかみじめとかは感じていません。それはそういう価値観を持っていないから。
というわけで、私が思う「狭小住宅は恥ずかしい」を避ける方法を公開します!
「狭小=恥ずかしい」と自分が思うなら狭小住宅を買わない
さきほど上げた「狭小住宅は恥ずかしい」と感じる理由からは、「人より劣っている」「自慢できない」「自分の理想が叶えられない」という気持ちがにじみ出ているように感じました。
まず、「小さいこと、狭いこと=恥ずかしい」という価値観を持っている人には、狭小住宅を買わないことをおすすめします。
自分がそういう価値観なのに、毎日住む家が狭小住宅だったら自尊心がやられてしまいますよ。
というか、まず選択肢に入ってこない気がするので大丈夫なような気がしますけど…。
某ニュースサイトのコメントとか見てると狭小住宅へのバッシングひどい笑。なんでそこまで他人の家に興味のかわからないのですが、狭い家を馬鹿にする、下に見る風潮はあるんでしょうね。
他人の評価を気にしすぎてしまうなら狭小住宅を買わない
他にも、他人の評価で心が折れやすい人も狭小住宅を買うと幸せな結末にならない気がします。
そもそも赤の他人から評価されるっていうのは、自分から進んでママ友を家に呼んだり、SNSとかで公表しないかぎり少ないとは思います。
でも、親戚とかにこんな狭いところで子育てするなんてありえないと言われたりする可能性は十分ありますよね。
そういうことを言われる可能性が高くて、自分はそれをかなり気にしてしまう、という人は狭小住宅を買うのはやめておいたほうがいいと思います。
子供の意見をきちんと聞いてあげる
「狭小で恥ずかしい」と感じてしまうのは、あなたではなくあなたのお子さんかもしれません。お子さんのいる方は、子供の気持ちをきちんと聞いてあげるべきでしょう。
家づくりは大人の都合で進みがちですが、一番多感で濃密な人生のひとときを過ごす子供にとってこそ家は大きな存在だと思います。
人それぞれではあると思いますが、友達を家に呼べないとか、自分のプライバシーが守れないとかで不満に思ったり、何か問題が発生すると、子供時代にはかなり深刻なことになるし、後にも爪痕を残しかねません。
家づくりをするのであれば、子供の希望をできるだけ叶える(ある程度の妥協は仕方ないとしても)方法を模索してほしいです。
えー、身も蓋も夢も希望もない話を書いてしまってすみません。
ただ、本当に狭小住宅って万人受けするものではないと思うんですよ。
「ちょっと不便だな」くらいならいいですが、「恥ずかしい」「みじめ」なんていう負の気持ちを大金はたいてまで毎日感じるなんて地獄だと思います。
それならばちょっと郊外に移動して別の不便を感じるほうがましってものです。
あくまでもこれは私の個人的な意見ですけれどね。
実際に住んで感じた狭小住宅のかなしさ
そういったわけで、自分では「恥ずかしい」「みじめ」とは感じたことがないですが、実際に狭小住宅に住んでみて、これはちょっと微妙だな…、と感じていることはあります。
感情としては「不便」以上「情けない」未満、といったところでしょうか笑
間口が狭すぎて訪問者が家を見つけられない
我が家の敷地間口は2.5mほど。歩いて3歩ぐらいで通り過ぎる間口です。
あまりにも狭すぎて、視界に入らないみたいなんですよね…。
外構もない家で、表札もない。ポストには一応名前を書いてありますけど、まず気付かれません。
初めて来る人や業者さんは必ずといっていいほど、例外なく家の前をうろうろしていてなかなか見つけられないので、自分から声をかけにいかないといけません。
そんなに?!って思うんですけど、まぁ、実際自分の家でなかったら自分でもそうなのかも…。
泥棒に入られようにもまず存在に気付かれないのはメリット!
メンテナンス時隣家の敷地に入らないといけない
敷地間口が狭すぎるため、我が家は隣家と協議のうえで敷地境界線から建物の距離は20㎝ほどにさせてもらっています。(通常は50㎝以上あけるよう民法上定められています)
20㎝では大人は歩けませんので、壁のメンテナンスなどの際には隣の敷地に入らなければなりません。ちょっとした確認をしたい場合でも、業者さんなどに入ってもらうには都度お隣に声をかけて立ち入りを許可してもらわないとならないのです。
もちろんそのたび快く了承いただいてはいますが、コミュ障なので正直ちょっと気が重いです。
人にお願いごとするの苦手なんですよね…。悪いことしてるわけではないんだけど。
隣家のトラブルに巻き込まれる
上記にもあるとおり、我が家は隣の敷地境界線からの距離が短いのとともに、フェンスなどの仕切りを立てていません。
過去に、隣の家の駐車場の車が操作ミスで我が家の側壁に衝突する、という事故が発生しました。
フェンスなどの仕切りがあればそこだけの破損で済んだと思いますが、何もなかったため外壁が壊れて補修をすることに。。
幸い、相手方の保険を使わせてもらって補修ができましたが、もし相手方が無保険で請求ができなかった場合、自分の保険を使って修理することになるかもしれないところでした…。
もしものためにも火災保険加入は必須だなあと感じましたよ。
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狭小住宅は恥ずかしい、は本人の価値観次第
よく見かける「狭小住宅は恥ずかしい」について考えてみました。
狭小住宅の住み手の私個人の間隔では、狭小住宅は不便なところも多いけど、なんといっても便利だし、工夫のしがいもあるし、楽しく住めるものだと思います。全然みじめでも恥ずかしくもありません。
結局のところ、「恥ずかしい」「みじめ」と感じるかどうかは本人の価値観次第かなと思います。
地の利をとって狭小住宅に住むか、遠くても広い家を建てるか、あるいはマンション、はたまた賃貸、選択肢はいくつかあります。後悔を避けるためには、自分の価値観やものの考え方をよく知って、どの選択をするのがベターかの判断を間違えないことでしょう。
みなさまの家探しが幸せなものになりますように!