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割高と言われる所以は?狭小住宅でお金がかかるところ

狭小住宅ってね、意外とお金かかるんです…。

土地の狭さや形状の特殊さ、建物のサイズなどが、一般的な日本の住宅サイズから外れているため、規格外の部材を使ったり特殊な機械を使ったり、人件費が余計にかかったりする、というのがその理由。

小さい建物だから建築費も安いよね、っていうことはあまりありません。むしろ坪単価的には高くつくよ!と声を大にして言いたい!(誰に?)

お金のかかりどころはケースバイケースですが、ここでは我が家の建築でも大きめにお金がかかったところについて紹介します。

目次

基礎工事(地盤改良・杭打ち)

一般的に小さくて高さのある建物を建てることが多い狭小住宅では、地震などで家が倒れたりしないように地面に杭を打って基礎を作ることもあります。

地面の上に直接基礎を構築するベタ基礎などに比べて、費用が高くなります。
また、もともとの地盤の良し悪し、建物の負荷具合などによって杭の素材、深さ、本数などが変わり、費用も変化します。

なんかあの、歯の治療みたいですよね。(ちがう…?)

我が家の場合は、

  • もともとの地盤が固くない
  • 極端に細い土地に高い建物を建てようとする
  • 構造体が重い(鉄骨)

などの理由で、いま住んでいる家の下には太くて長ーい杭が打ち込んであるんだとか。

エマ
エマ

杭打ち見てないけどどんなふうになってるかちょっと気になる…。レントゲン撮れないかな。(だから歯の治療じゃない)
杭打って温泉とか出なかったのかなー。(出ない)

構造体(鉄骨造)

建物の強度を保つためには一定量の壁や梁、柱などが必要。でも、狭小住宅を細かく壁で区切ってしまうと狭さが際立つし、梁や筋交いも空間が狭いだけにけっこう目立つもの。

そこで! じゃじゃん!

壁や筋交いが部屋の内部に出ない、すっきりとした大空間(っていっても狭小だけどね)を実現するため、構造体に木ではなくてより強固な鉄骨を使う、という選択が出てきます。

とてもナイスですが、木造よりコストアップします。部材が重いので構造計算したり地盤改良費がかさむことも。。

エマ
エマ

でも自由度はぐんと増すからねー。このコストアップは費用対効果があると思うなぁ。吹き抜けとかロフトとか自由自在!

3階建て

土地が狭いので、同じ床面積を確保するのに広い土地なら2階建てで出来るものが狭小住宅では3階建てにする必要があったりしますね。我が家も地上3階、地下1階と4層構造となりました。

想像どおりではあると思いますが、階数が増えれば増えるほどコストは上がります

平屋最強!

エマ
エマ

狭小平屋とか、ストイックでかっこいいよね…。

地下室

延床面積の上限に制限がある中、床面積を増やす目的(容積率の緩和)で検討されることも多い地下室づくり。

ただ、どうしてもまとまったお金がかかってきてしまいます。坪単価は地上部分に比べ数倍になるとも。完全な地下室や半地下、少しだけ掘ったものなどありますが、基本的には深く掘れば掘るだけお金が高くなると思っていいと思います。

エマ
エマ

地面掘って、掘った土捨てて、周りの土せき止めて、コンクリート打って、なーんてやるので手間かかってますよね。。
掘った土ってどこに捨てるんだろう…?

地下室は日当たりや気温・湿度などの環境が地上階とは異なるので、ただ単純に床面積を増やすためだけに検討すると、どうしても割高感があったり、思っていたような使い方はできなかった、となってしまう可能性が高いです。

せっかくつくるのであれば目的をしっかり定めることや、地下室ならではの特徴を生かした空間づくりをおすすめします!

まとめ

自分の目指す家のタイプを見極めることがおすすめ

狭小地に家を建てる、狭小住宅を建てる場合に割高になることが多いポイントについてお話しましたが、いずれも建築プランによってかかる費用は大きく変化します。

  • 狭くていいからミニマムコストで家を建てたい
  • 床面積は可能な限りめいっぱい取りたい
  • 室内空間はなるべく大きくすっきりさせたい

など、自分がどんな家を作りたいか、方向性を定めることによって、費用のかかり具合や比重をある程度想像したりコントロールすることができると思います。

コストアップで手に入れられるものは狭小でも快適に暮らせる仕組みでもあったりするので、割高感に気落ちせずに楽しんでまいりましょう!(予算あるけどね…)

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