Adobeの各種デザインソフトがサブスクリプション化してから久しいですね。
このサブスク料金がけっこう高くて…。仕事でがしがし使うヘビーユーザーは継続契約一直線だと思いますが、私のような兼業デザイナーはスズメの涙ほどの報酬のためにCreativeCloudコンプリートプランを継続していくのはなかなか厳しいものがあります。
そんなわけで普段は古い売り切りタイプのCSを使っているのですが、このたび画像加工の必要に駆られて最新版のPhotoshopを使いたくなり、期間限定で使ってみようと初めてCreative Cloud(CC)の契約をしてみました。
が! このサブスクの仕組みが超わかりづらい!
私自身間違った認識をして契約をしていまして、あやうくちょっとしか使わないのに想像より多くのお金を支払うことになりかねなかったので、ここでAdobe Creative Cloudのプランについてまとめておきたいと思います。
- Adobe公式サイトでのAdobe Creative Cloudの各プランと料金体系
- Adobe公式サイトと他販売サイトとの違い
- Adobe公式サイトでの契約で知らないと損する裏技
なお、ここで主に紹介するのはAdobe公式サイトで購入する際の契約形態です。
Adobe公式以外の購入場所と、それぞれの特徴、どこで買うかの判断の仕方もあわせてご紹介するので、ご一読くださいね。
ちなみにAdobeソフトを2つ以上使いたい人、AdobeCCコンプリートプランを使いたい人は、Adobe認定オンラインスクール受講が超おすすめ!動画講座とAdobeCCコンプリートプラン1年ライセンスが付いて39,800円!
Adobeソフトを買える場所はどこ?
さきほど触れましたが、Adobe Creative CloudはAdobe公式サイトで契約・購入するのが当たり前と思われがちですが、他の購入方法もあります。
- Adobe公式サイトで購入
- Amazonで購入
- Adobe認定オンラインスクールでオンライン講座を受講
2と3ももちろん正規ルートとしての販売なのでライセンス上の心配はありません。
他のサイトと全く同一のプランを購入するのであれば、実はAdobe公式サイトは割高です。
ですが、Adobe公式サイトでしかできないことがあるんです。それは
- ほぼすべてのソフトを単体で契約できる
- 1ヶ月ごとの契約ができる
- 1ヶ月ごとの支払ができる(年間契約)
ことです。
他のサイトでは1年以上(一部異なるものあり)の契約を一括払い、売り切り(返金なし)となります。
Adobe公式サイトでの契約が向いているのはこんな人
- 特定のソフトを単独で使いたい
- 短期間しか使う予定がない、いつまで使うかわからない
- 一気にまとまったお金を支払いたくない
という方には、Adobe公式サイトでの契約がおすすめ。
きめ細かな契約ができるので、いらないソフトまで含んだ契約でかえって無駄になる心配がないのがいいですね。
Adobe公式サイト以外で買うってどういうこと?
Amazonの場合
言わずと知れたAmazonでのお買い物。Amazonではソフトウェアも販売されていますよね。Adobeソフトも12か月分のオンラインライセンスコードを購入することができます。
メリットとデメリットはこんな感じです!
メリット | デメリット |
---|---|
基本価格がAdobe公式より安い たまにセールで安くなる Amazonギフトカードが使える | 1年ライセンスしかない 選べるプランが限られている |
AmazonのAdobeソフトはこちら↓CCコンプリートだけじゃなくて単体ソフトもあるよ。ブラックフライデーで買ってる人が多いね!
Adobe認定オンラインスクールの場合
Adobeが認定するオンラインスクールの所定の講座を受講すると、学生価格でアプリのライセンスが取得できます。
取得できるのはCreativeCloudコンプリートプランの1年ライセンスだけですが、使ったことのないソフトの操作も学びたい、という方にはたいへんメリットのある方法です。
CreativeCloudライセンス付講座はいくつかありますが、現状価格はどこもおなじ(税込39,800円)になっているので、講座の内容で自分に合うものを選んでOKです!
メリット | デメリット |
---|---|
学生価格でライセンスを取得できる オンライン講座でソフトの操作が学べる | 1年ライセンスしかない 選べるプランはCreativeCloudコンプリートプランのみ |
CreativeCloudコンプリートプラン1年ライセンス付オンライン講座はこちら↓ 講座内容もバリエーションがあるよ!
Adobe公式サイトのプランと料金体系
ソフト単体プランとセットプランがある
ざっくりいうとほぼすべての機能が使えるコンプリートプランと、フォトだけに特化したフォトプランの2タイプのセットプランがあり、その他は単品販売となっています。詳細は以下のとおり。
- Illustrator
- Premiere Pro
- Photoshop
- Acrobat Pro
- After Effects
- InDesign
- Lightroom
- Adobe Express
- Substance 3D Collection
- Substance 3D Texturing
- Adobe XD
- Animate
- Dreamweaver
- Audition
- InCopy
- Adobe Stock
- Creative Cloudコンプリートプラン
- Acrobat Pro
- Photoshop
- Illustrator
- InDesign
- Premiere Pro
- After Effects
- Lightroom
- Adobe XD
- Animate
- Lightroom Classic
- Dreamweaver
- Dimension
- Audition
- InCopy
- Character Animator
- Capture
- Adobe Fresco
- Bridge
- Adobe Express
- Premiere Rush
- Photoshop Express
- Photoshop Camera
- Media Encoder
- Aero
- Adobe Scan
- Fill & Sign
- Acrobat Reader
- フォトプラン(ストレージ1TB/20GB)
- Lightroom
- Lightroom Classic
- Photoshop
- Photoshop Express
- Photoshop Camera
ふぅ…。多いですね。コンプリートプランはこれだけたくさんのソフトを使い放題だと思うととてもお得なのですが、実際は数個、2~3ソフト程度しか使わないことも多いんですよね。
このフォトプランは魅力的! でももっと他の組み合わせのプランもあったらいいのにな…。
さらに契約期間と支払方法の選択肢あり。違いは解約時の対応
上記のセットと単体それぞれ、さらに契約期間と支払方法が選択できるようになっています。契約期間が短いほど、支払回数が多いほど割高です。
- 月々プラン(月々払い):1ヶ月契約。いつでも解約可能。
- 年間プラン(月々払い):1年契約。料金毎月払い。途中解約の場合『違約金の請求あり』
- 年間プラン(一括払い):1年契約。料金先払い。途中解約の場合『払い戻し金なし』
プラン種別 | 月々プラン | 年間プラン(月々払い) | 年間プラン(一括払い) |
---|---|---|---|
引き落としタイミング | 契約日(1回) | 毎月契約日と同日(12回) | 契約日(1回) |
解約時違約金 | なし | 未払い費用の50% | なし |
解約時払い戻し金 | なし | なし | なし |
この年間プラン(月々払い)というのがくせものなんですよ…!
これはあくまでも年間契約で、支払を月々に分割することができるだけ。解約できないわけではないですが、途中解約すると違約金がかかります。
しかもほとんどの場合では上記の3種類のプランを選べるのですが、一部のプランでは選べるのが2種類だったりするんです。そのせいで分かりづらくなっている気がします。
実際に、私が選んだフォトプランでも月々プランの表示がなかったのですが、年間プランの月々払いと一括払いだけを見て、早計な私は月々払い=月々契約(1ヶ月契約)なんだと勘違いしていたのです。
契約期間と支払方法をしっかり確認して契約しないと無駄なお金を払うことになりかねないので気を付けましょう!
- 月々払いは月単位契約ではない。
- 月々プランは高いが好きな時に辞められる。ただし選択できないプランもある。
- 年間プラン(一括払い)は安いが途中解約は実質上できない。(返金なし)
- 年間プラン(月々払い)は途中解約で残り期間分の半額が違約金として取られる。
月々払いはいわゆる携帯の2年縛りと同じような仕組みだね。違約金はあれど返金してくれるのは良心的かなあと思います。
知らないと損する! Adobe公式サイトの驚きの仕組み(裏技)
初回契約から14日以内であれば全額返金される
解約するには、アドビアカウントページから手続を行うか、カスタマーサポートにご連絡ください。 初回注文後14日以内に解約する場合は、全額返金されます。
アドビサブスクリプションおよび解約条件 – Adobe
これはかなりびっくりしたのですが、公式にきちんと書かれています。(解約条件まであまり読み込まないですよね…。)
なので契約して14日以内(無料お試しが使える場合は⁺7日で21日)であれば実質無料で使えてしまうということです。
ただし、各プランを初回契約する場合のみ有効ですのでご注意ください
契約中のプランを別プランに変更ができる
これも実際に契約してみないとなかなかわからないのですが、契約中のプランはいつでも変更することができます。解約せずに別のプランに変更することができるのです。
これは年間プラン(月々払い)にも適用されるので、違約金を払わずに別のプランに乗り換える、ということが事実上可能となっています。(゚Д゚;)
別のプランに乗り換えたあと、(そのプランの契約が初回なら)14日以内に解約してしまえばいい、というわけですね。恐るべき裏技…。。
これも現時点では可能ですがグレーなのでいつ使えなくなるかわかりません。
解約しようとすると引き止めの特典が提示される
なんと!
解約しようとすると「サービスするからもうちょっと使ってよ…」っていう泣き落としが入ります。
上記は実際に私がフォトプラン(年間プラン)を解約する途中で出てきた画面です。今続けてくれたら2ヶ月無料にしちゃうよ!って言ってきてます。(たぶん他にもバリエーションあり)
こんな引き止めされたら解約の意志がぐらぐらと揺らぎますよね…。
ずるいですけど、ずっと使い続ける予定だよ!って人でも、解約ステップをすすめてこの特典を受け取れば得ができちゃいます。できればずっと使い続けてくれるユーザーにこそこういう特典を使ってほしいですね!
くどいですがもちろんこちらもいつまで、何回まで出てくるものかはわかりません…。
プランや特性を理解して公式サイトでお得にAdobeCCを契約しよう
Adobeのサブスクリプションサービスはお世辞にも安いとは言えない料金設定となっています。ソフトにあまりお金をかける余裕がないな…という人は、ぜひ公式サイトの契約の仕組みや裏技を理解して、少しでもお得にAdobe Creative Cloudを使っちゃいましょう!
個人的にはコスパのいいフォトプラン超おすすめ!
Photoshopは進化しててすごい便利だったよ! 最新版を使うってすがすがしいね~(笑)